「木で作るのは、あなたの笑顔」
「お父さん、このイヤリング直せん?」
ある日
娘が壊れたイヤリングを持ってきた。
大工として
家や家具を作ってきたけれど
小さなアクセサリーを直すのは
初めてだった。
それでも、なんとかしてやりたい。
「よし、やってみるか。」
細かい作業に苦戦しながらも
なんとか修理して娘に渡すと
ほっとした顔をして
「ありがとう」
と
笑ってくれた。
しばらくして
また娘が言った。
「木のアクセサリーできん?」
木でアクセサリー?
家具や家を作ることはあっても
そんな小さなものを作るなんて
考えたこともなかった。
でも
せっかくなら挑戦してみよう。
試行錯誤しながら作った
木のイヤリング。
「おお、いいがねぇ!」
娘が嬉しそうに耳につけた瞬間
この仕事をしてきてよかった
と思った。
それから
娘のリクエストに応えるように
カトラリー
ウェディンググッズ
バースデーグッズ・・・
と
作るものが増えていった。
「こんなのがあったら嬉しい」
「これがあれば助かる」
そんな
娘の言葉をカタチにしながら
日常の
ちょっとした不便を解消し
大切な人の笑顔を生み出す
ものづくりを続けている。
娘を持つお父さんなら
きっとわかる
娘の
「これほしいな」
を叶えてあげたい気持ち。
娘の笑顔を見られるなら
ちょっと頑張ってみたくなる気持ち。
だから
届けたい。
娘の笑顔を願う
すべてのお父さんへ。
「娘が笑顔になる木製品」
これからも
ひとつひとつ
心を込めて
作り続けます。